「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」の本の編集を、
やはり昨年の初夏、来来でお手伝いさせていただきました。
じつは、来来としての初仕事だったのでした。

奈良美智、村上隆、会田誠をはじめ、ずばり1000点は超えるだろう
ここ10年のジャパン・アートの名品を集めたコレクション、
それが精神科医、高橋龍太郎氏による高橋コレクションです。
「ネオテニー・ジャパン」は、そのうち80点ほどの作品をセレクトした
いわば高橋コレクションのダイジェスト版。
鹿児島、札幌での開催を経て、ようやくこの5月20日から、
東京・上野の森美術館にて、堂々の首都圏開催となります。
>展覧会情報はこちらから。
外人に買いあさられる以前に、日本のアート収集を水際で食い止めた功労者、
といってはいいすぎでしょうか。いえいえ、アート・コレクションがいまだ一般化していない日本にあって、また、公立美術館が軒並み収集予算を削減している最中にあって、情熱と執念をもって日本の最良のアートをタイムリーに集め続けた、高橋先生の偉業はあきらかに突出しています。
その一端をかいま見られるネオテニー・ジャパン展は、本当に必見。ぜひ会期中、足をお運びくださいね!

さてさて、オープンに先駆け、先月、日比谷に高橋コレクションのそのほかの作品を順次紹介していく、「高橋コレクション日比谷」が開設されました。
第一弾企画展は草間彌生展。こんなにもいい作品をいっぱい所蔵されているんだ!と、素直に驚愕するしかない、充実の作品展示。今後は、「ネオ・ネオテニー」作家らも紹介していく予定だそうですので、興味津々です。
アートブックショップ、ナディッフも併設され、ネオテニー・ジャパン本も並んでいますので、ぜひご来場&チェックを!!
>高橋コレクション日比谷のサイトはこちらです。
